リラックス効果を得る手法の一つに、ハンドセラピーがあります。
直訳しますと、「手技療法」となります。
この言葉からもわかりますように、薬やサプリ、器材や道具、鍼などのツールを使わずに、手だけで施す治療法のことを指しています。
足つぼマッサージといえば広く知られていますが、手にも足の裏と同様に、全身を投影する反射区があるのです。
手や指に存在する反射区を刺激することで、いろんな不具合が改善し、体全体の器官の機能が活性化してくるのです。
また、手を刺激することによって、脳の活性化をも期待できます。
このように、多くのパワーを秘めた手を使ってのセラピーが非常に熱い注目を集めつつあります。
実際にハンドセラピーを受けた人の感想では、緊張がやわらぎ、疲労回復をしたとの声がよく聞かれます。
確かに、ハンドセラピーに期待される効果としては、新陳代謝の促進や血流の良好化、リンパの流れを促すなど、大きなプラス面があげられています。
ごく大きく分けて、ハンドセラピーには二つの手法があります。
まずは、オイルを使うやり方です。
オイルを使用して素肌にトリートメントしていく手法で、世界の各地でそれに見合ったメニューがあります。
トリートメントを受ける人の健康状態を見ながら、医師の診断のもとで、最適なメニューを選択して施術されます。
専任のセラピストがつくことが一般的で、メンタル面でのケアをも行いつつ、体の内面からの美しさと若さを導き出していくのです。
もう一つは、指圧によるハンドセラピーもあります。
指圧によって、辛さを感じている部位の疲れをじっくりと除去していきます。
これによって、こりやはりが楽になるのはもちろん、自律神経がバランスよくなることによって、蓄積していたストレスの解消効果をも期待できるのです。
ハンドセラピーを習得するには、民間団体が主催している講座を受ければ資格を取得することができます。
何かとストレスのたまりやすい現代社会に、ハンドセラピーは意義ある存在となっています。