テレビの報道番組や新聞の記事で、日本では欧米などの海外に比べて女性政治家の比率が男性に比べて少ないと報道されている事を知っている人も多いはずです。
実際ニュースとかで国会の中継が行われるシーンでも、あらかたが男性の中高年の高級なスーツを着た議員が埋め尽くしていてシーンが連日のように流れます。
日本人の男女の人口比率は多少男性の方が多いけどほぼ同じで、高齢者に関しては女性の方が長い気なので人口が逆転しています。
にもかかわらず国会の女性議員の比率は、衆議院で約1割で参議院で約2割で地方議会に関しても約1割強で圧倒的に男性中心で占めてます。
内閣改造で女性閣僚を数名入れる理由
良く支持率が低い総理大臣が、内閣改造で女性閣僚を数名入れることで、女性を優遇しているという事で支持率を上げようとしているのを見たり、そういったパフォーマンスをするのも圧倒的に女性政治家が少ないからです。
そして男性政治家の中に女性参画社会とか、男女平等と訴えていながら、自分たちでは一向に増やす努力もせずに男性議員で独占してしまっています。
政治の世界で女性の進出が進まない理由は、様々な要因がありそれについて以下で上げて説明して行きます。
女性議員が増えない理由は、議員活動と家庭生活の両立が困難である事が上げられます。
女性が結婚すると多くの場合は、出産や子育てをする事になり大企業に勤めていれば産休をとって職業を続ける事ができつつあります。
だけど国会の場合は、選挙民に対して選ばれた代表なので、1年も2年も産休や育休で休んで議員活動をしなければ、地元の意見を国政に反映させる事が出来ない空白が生じてしまいます。
いくら一部の若手男性議員が育休を取るように推進しても、地元の口利きや陳情を受けた案件を国会に箴言できなければ、役立たずと見られてしまい次の選挙には落選させられてしまいます。
一生独身や子供のいない人や子育てが終わった世代が多い
だから日本の女性議員は、一生独身や子供のいない人や子育てが終わった世代が多くなります。
高齢まで独身を貫いた大臣にまでなった女性議員が、熟年結婚して不妊治療を受けて苦労している報道が出ましたが、それがニュースになるぐらい家庭と仕事両立が難しいのです。
女性政治家を拒む理由は他にもあって、長年女性は家庭でいて子育てをしていれば良いとか、良識派の男性政治家が女性は産む機械という発言をするぐらい小バカにされる存在でした。
実際嘗て総理大臣をやった事がある政治家も、政治は男性の物と言って明治期には西洋では婦人参政権があったのに日本国内では認められて来ませんでした。
そういった昔から延々と続いて来た、政治は男性のもので女性が意見するな的な考え方が女性議員を増やさない要因となってきました。
またその考え方を持った男性議員が総理や閣僚を占めていたら、当然ですが法的な整備もなされないで環境も整えられなかった事も要因と言えます。
政治の世界は男性中心の世界であると言いましたが、国会では若手議員は前列に座ってヤジを飛ばすのが仕事だと言われてます。
若手議員を使って女性蔑視のヤジを飛ばすように指示
当然ヤジは後ろに踏ん反り返っている政治は男性の物と思っている派閥の領袖クラスの人たちの指示で、ヤジを飛ばしています。
女性議員が女性の権利を訴えるような法案なり、環境を整えようとしたならば、どうなるかは想像できるはずです。
若手議員を使って、女性蔑視のヤジを飛ばすように指示されて、余程の精神力が無い限りはマイナリティなので耐えられないで訴え続けられなくなります。
そして女性議員の中には、偉くなって閣僚になれば自分の意見が通るようになると考える人も出ますが、閣僚を決めるのは内閣総理大臣で、派閥のトップクラスの人なので政治は男性の物を守って来た人です。
だから女性議員が閣僚になろうとしたら、総理大臣に気に入られるために考え方を改めて自分の意見を変えて、女性でありながら自らの性を否定しなければならなくなります。
目指すべき女性のリーダー像が無い
そして女性で閣僚に上り詰めた政治家は、外見は女性ですが中身はほぼ男性議員と変わらない異質なものとして移ります。
そんな女性議員のなりの果ての閣僚を見たら、将来あんな議員になりたいと考える人はまず増えないです。
目指すべき女性のリーダー像が無い事も、女性の政治家が増えない理由だと元女性政治家でありアナウンサーの畑恵は言います。。
そんな中でもいくらか女性議員がいるのは、海外からの圧力があるからです。
ヨーロッパを中心とする欧米諸国では、男女比率はほぼ均等の1対1です。
そんな国から見たら、女性議員が少ない国会を見たら女性の人権を侵害している低俗な国家に見られてしまいます。
そのために政党ではそういう海外の目を気にして、敢えて国会を彩るための見栄えを良くするために形ばかりの選挙公認をしてきました。
まとめ
その弊害として、そもそも形ばかりの飾りであるためいざ議員になっても他の男性議員からは馬鹿にされて、やりたい仕事もやらせてもらえませんでした。
そういったなった女性議員が夢実現したり、語る事が出来ない事が女性政治家が増えない大きな理由です。